自分はひょっとしたらAGA（男性型脱毛症）ではないかと心配している人の中には、AGA（男性型脱毛症）は遺伝だからしょうがないと思っている人が少なくないようです。
本当にAGA（男性型脱毛症）は遺伝なのでしょうか？
まず、AGA（男性型脱毛症）を理解するうえで押さえておいて欲しいのは、AGA（男性型脱毛症）の原因はジヒドロテストステロン（DHT）と5αリダクターゼであるということです。
AGA（男性型脱毛症）のメカニズム
AGA（男性型脱毛症）が遺伝であるか否かを説明する前に、AGA（男性型脱毛症）のメカニズムについて説明します。
AGA（男性型脱毛症）は男性の脱毛症と言うイメージがありますが、FAGA（女性男性型脱毛症）と言って女性にもある脱毛症です。
現在のところ分かっている原因は、ジヒドロテストステロン（DHT）が毛根を委縮させることによって引き起こされていると言われています。
ジヒドロテストステロン（DHT）は、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンが、5αリダクターゼという酵素によって、変化させられた姿です。
そのため、AGA（男性型脱毛症）治療で使われている内服薬に含まれているフィナステリドという成分は、ジヒドロテストステロン（DHT）を直接減らす効果はありませんが、あらたに生成される量を減らす働きがあり、そのことによりジヒドロテストステロン（DHT）の総量を減らし、AGA（男性型脱毛症）の進行を食い止めます。
つまり、AGA（男性型脱毛症）は、ホルモンバランスが崩れたり、ジヒドロテストステロン（DHT）と5αリダクターゼの量によって決まってくると言えます。
AGA（男性型脱毛症）が遺伝とされる理由
上記で説明した通り、ホルモンバランスが崩れたり、ジヒドロテストステロン（DHT）と5αリダクターゼが過剰に増えてくるとAGA（男性型脱毛症）になるので、遺伝がすべての原因とは言えません。
遺伝と聞くと、「親もハゲてたから諦めるしかない」という気持ちになるかもしれませんし、「家族にハゲはいないのに何で自分だけ・・・」と思うかもしれません。
遺伝はあくまでも可能性を高める要素にすぎませんので、遺伝だから絶対にAGA（男性型脱毛症）になるかと言えば、そうではありませんし、AGA（男性型脱毛症）になったからと言って必ずしも遺伝だけが原因というワケではありません。
あくまでも、可能性が高くなると言う程度の話です。
しかし、5αリダクターゼやジヒドロテストステロン（DHT）が多く生成されてしまう体質や、5αリダクターゼが活発に働く体質は遺伝してしまうことが最近の研究でわかってきています。
家族や親戚に薄毛やハゲの方がいて心配と言うことであれば、AGA（男性型脱毛症）の専門クリニックに行けば2～3万円程度で遺伝子検査も行ってもらえますので、チェックしてみると良いでしょう。
なお、当サイトでは、薄毛対策を扱うサロンと病院2,700件以上を地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。
