ハゲは高齢者のものというイメージもありますが、実際には20代～30代の方であっても、若年性脱毛症（若ハゲ）になってしまうケースがあります。
この若年性脱毛症（若ハゲ）とは20代～30代の方のハゲを総称しての呼び名です。
そもそも脱毛症にはさまざまな種類があり、ストレスなどが原因でおこる円形脱毛症や出産後の女性に一時的に起こる分娩後脱毛症、フケが原因で起こる粃糠性（ひこうせい）脱毛症、皮脂の過剰分泌で起こる脂漏性（しろうせい）脱毛症など様々です。
若年性脱毛症（若ハゲ）は、20代～30代の脱毛症の総称であって、何か特別な病気の名前ではありません。
要は、20代～30代のハゲを若年性脱毛症（若ハゲ）と言っているに過ぎません。
しかし、一般的にはAGA（男性型脱毛症）になった人の中でも20代～30代のものを若年性脱毛症（若ハゲ）と呼んでいるケースが多いようです。
そのため、このページでは「若年性脱毛症（若ハゲ）＝AGA（男性型脱毛症）」として解説を行っていきます。
ちなみに、AGA（男性型脱毛症）は女性にも起こるので男性特有の脱毛症ではありません。
若年性脱毛症（若ハゲ）の原因
若年性脱毛症（若ハゲ）の原因については諸説ありますが、AGA（男性型脱毛症）治療では現在では、男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼの影響によりジヒドロテストステロンという物質に変化することで起こるとされています。
このジヒドロテストステロンは毛根を委縮させる力があります。
そのため、AGA（男性型脱毛症）の治療では、ジヒドロテストステロンの生成を抑えるフィナステリドと呼ばれる成分の入った内服薬を処方されます。
あなたの若年性脱毛症（若ハゲ）の原因が、AGA（男性型脱毛症）かどうかは、専門のクリニックに行けば検査することが出来ます。
若年性脱毛症（若ハゲ）の治療と対策
あなたの若年性脱毛症（若ハゲ）の原因が、AGA（男性型脱毛症）だった場合、生活習慣やヘアケアをすることも大切ですが適切な治療が必要になってきます。
若年性脱毛症（若ハゲ）の治療で一般的なものは、上述しているフィナステリドと呼ばれる成分の入った内服薬（飲み薬）を飲む方法と、ミノキシジルと呼ばれる成分の入った外用薬（塗って使う薬）を使う方法があります。
フィナステリドが入っている薬は、プロペシアやフィンペシアと呼ばれる薬で、ネット通販サイトなどで個人輸入などを探せば個人でも購入できますが、副作用（性欲減退など）があるため基本的に医師による処方箋が必要な薬です。
ミノキシジルは、国内だとリアップという育毛剤が市販薬として出ていますので薬局に行けば手に入れることが出来ますが、こちらも副作用があります。
ネット上ではミノキシジルタブレットという内服薬を個人輸入して使っている人も多いですし、かなり強い効果があると宣伝されていますが、本来は高血圧を直すための薬であってアメリカなどでは育毛剤としては承認されていませんし、かなり強い副作用がありますのでお勧めしません。
どのような治療や対策を行う場合でも、一度、AGA（男性型脱毛症）の専門医や育毛サロンでカウンセリングを受けておくことが良いでしょう。
なお、当サイトでは、薄毛対策を扱うサロンと病院2,700件以上を地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。
