薄毛や抜け毛が増えてくると、ひょっとしたらAGA(男性型脱毛症)かもしれないと思いつつも、なかなか対策をしない人がいます。

しかし、AGA(男性型脱毛症)は早く治療などの対策を行わなければなりません。

これには大きく2つの理由があるのです。

理由1:発毛するのは難しいから

AGA(男性型脱毛症)の治療薬として有名なものはフィナステリドやミノキシジルです。

ミノキシジルはリアップなどの市販薬にも使われていますが、フィナステリドはプロペシアという名前の薬が一般的で医師の処方箋が必要な内服薬です。

ネットを調べていただくとすぐに分かると思うのですが、フィナステリドは副作用がありますが高い効果もあると言われています。

プロペシアを発売しているMSD株式会社(旧:万有製薬)が発表しているデータを見ると、以下のようになっています。

服用1年後 58%改善 40%維持 2%進行
服用2年後 68%改善 31%維持 1%進行
服用3年後 78%改善 20%維持 2%進行

つまり、プロペシアなどを飲んでも一定の割合の人は現状維持するのがせいぜいで、新しく毛髪が生えそろうというのは難しいのです。

発毛というとフサフサになるイメージがありますが、産毛が増えても発毛ということですから、今ある毛髪を大切にすることが大切です。

そのためにも、早めの対策が必要です。

理由2:細胞分裂には限界があるから

テロメアという言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、人間の細胞は一定の細胞を除けば細胞分裂する回数はおおよそ決まっていて限界があるのです。

毛髪を生み出す毛母細胞も他の細胞と同じく40~50回の分裂が限界となっています。

毛髪には毛周期(ヘアサイクル)と言うサイクルがあり、おおよそ2~6年をかけて「成長→退行→休止」を繰り返しています。

AGA(男性型脱毛症)は、通常2~6年ある毛周期(ヘアサイクル)の成長期が短くなることで毛髪が十分に育つことなく抜け落ちてしまう現象です。

普通であれば、2年×40回=80年は細胞分裂することが出来るのですが、AGA(男性型脱毛症)になるとこのサイクルが早まってしまうので、普通の人よりも早く細胞分裂の限界が来てしまいます。

AGA(男性型脱毛症)によって毛周期(ヘアサイクル)が乱れると数カ月から1年くらいまで毛周期が短くなると言われていますから、仮に毛周期(ヘアサイクル)が半年間に短縮されてしまうと、0.5年×40回=20年で細胞分裂の限界を迎えることになります。

つまり、早めに対策を行い毛周期(ヘアサイクル)を戻すことが重要になってくるのです。

なお、当サイトでは、薄毛対策を扱うサロンと病院2,700件以上を地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

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