このページでは、AGA(男性型脱毛症)で悩んでいる人のために発毛・育毛の仕組みを分かりやすく紹介しています。

しっかりとした知識を得て正しいAGA(男性型脱毛症)対策をしていきましょう。

人間の毛髪は、約10万本あり数は生まれつき決まっていて、ケラチンと呼ばれるたんぱく質で出来ています。

毛髪を作る構造全体を「毛包」と呼びます。そして、毛髪の頭皮に隠れた部分を「毛根」外に出ている部分を「毛幹」と呼んでいます。私たちが髪と呼んでいるのはこの毛幹のことです。

毛根の下部には膨らんでいる場所があり、そこを「毛球」と呼び、ここで髪の毛が作られる場所になっています。

さらに、毛球の下には「毛乳頭」と呼ばれる部位があり、毛細血管や神経が集まっている場所になっています。

毛細血管からは栄養素が運ばれてきますが、この栄養素によって細胞分裂する場所を「毛母細胞」と呼んでいます。

髪の毛を抜いてみると分かりますが、根っ子の方がゼラチン状になっているのが分かると思いますが、このゼラチン状の部分がまさに髪の毛として作られている過程の部分です。

発毛の流れをまとめると以下のようになります。

1.毛細血管から栄養が「毛乳頭」に運ばれる
2.「毛乳頭」から「毛母細胞」栄養を受け取る
3.「毛母細胞」が細胞分裂をはじめ毛髪が作られる
4.「毛母細胞」で作られた毛髪が上に押し出される

ただし、髪の毛は常に伸び続けるわけでは無く、成長→休止→脱毛というサイクルを繰り返していて、このサイクルを毛周期(ヘアサイクル)と呼びます。

毛周期(ヘアサイクル)の仕組み

毛髪は常に伸びて続けるわけでは無く、4~6年の周期で成長→休止→脱毛というサイクルを繰り返しています。

成長期

毛周期(ヘアサイクル)の中でも最も長い時期が成長期で、この時期に髪の毛が長く太く成長します。髪全体の8~9割がこの成長期にあたります。

退行期

髪の毛の成長が止まる時期が退行期です。この期間になると成長しなくなります。髪全体の約1%が退行期にあたります。

休止期

完全に髪の毛の成長が止まっている時期を休止期と言います。髪全体の1~2割がこの休止期に当たります。

脱毛期

休止期の3~4ヶ月後に髪の毛が抜け落ちる時期を脱毛期と呼んでいます。

AGA(男性型脱毛症)の人は男性ホルモンの影響により成長期が短くなり休止期が長くなる特徴があります。髪の毛が成長せず、休止している期間が長くなるので、頭髪の密度が薄くなり薄毛となっていきます。

AGA(男性型脱毛症)の治療やケアというのは、この4~6年の周期を繰り返す毛周期(ヘアサイクル)を元に戻すことが目的となっているため、比較的に時間がかかります。

だからこそ、早めにケアしていくことが大切です。

 

なお、当サイトでは、薄毛対策を扱うサロンと病院2,700件以上を地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

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