AGA(男性型脱毛症)をはじめ薄毛やハゲの治療法として注目を集めているのが育毛メソセラピーです。

別名、グロースファクター発毛治療とも呼ばれていて、厳密には同じではありませんが、良く似た治療法としてHARG(ハーグ)療法なども有名です。

どのような治療法かというと、ミノキシジルなど発毛に効果のあると呼ばれている成分や成長因子、ビタミンなどをブレンドしたものを直接頭皮に注入することで有効成分を直接頭皮に届けるという方法です。

頭皮に注入する方法には、複数ありますが大きく分けると針のようなもので行うニードル型と低出力レーザーなどを使うノーニードル型の2種類に分けられます。

どちらの方が良いとは言いにくいですが、ノーニードル型は痛みや腫れも無いから安心と言う理由から選ぶ人も多いようです。

ちなみに、メソセラピーのような直接皮膚の下に成分を送る方法は美容整形などではすでに多く行われているようです。

育毛メソセラピーの効果と副作用

一般的にAGA(男性型脱毛症)の治療法として使われている方法は、フィナステリドと呼ばれる成分の入った内服薬(代表的なものはプロペシア錠)とミノキシジルと呼ばれる成分の入った外用薬(代表的なものはミノキシジル)の使用です。

最近では、ミノキシジルの錠剤(タブレット)を海外から個人輸入し服用している人もいるようですが、アメリカをはじめとした先進国ではミノキシジルの錠剤は高血圧の薬としてのみ認可されていて、副作用が強いため、高血圧の人にさえなかなか処方しないという薬ですので発毛目的で使用するのはお勧めできません。

さて、通常の治療方法では、薬を飲んだり塗ったりするわけですが、内服薬の場合には有効成分が血中を流れて毛根に届くため、毛根に届く薬剤の量が少なくなります。

かといって飲み過ぎは副作用が危険なので出来ません。

そこで頭皮に直接薬剤を注入することで有効成分をより多く毛根に届けるのが育毛メソセラピーで、高い効果が期待されています。そして、副作用は無いか少ないと言われています。

育毛メソセラピーの疑問点

「効果が高く、副作用が無い」という育毛メソセラピーですが、いくつかの点で疑問点が残されています。

・ニードル型の場合には、化膿したり、炎症を起こすリスクがありそう。
・そもそも副作用の無い薬は存在しないはずだけど?
・海外の事例や論文が見当たらない。
・病院や医師によって効果が変わるらしい。
・ネット上では効果が出なかった人も散見されている。
・その割に効果が高いと喧伝されている。

などが疑問として残っています。

比較的に新しい治療法ですし、海外での臨床試験や事例を紹介している人もいますが、論文などが出てこないということで、疑問視する人も多くいます。

効果や副作用については、過度な期待をせずに、検討するのが良いと思います。

ちなみに、メソセラピーにおいて、プラセンタ点滴を行うケースもあるようです。プラセンタ点滴はアンチエイジングなどで人気ですが、献血が出来なくなりますのでご注意ください。

 

なお、当サイトでは、薄毛対策を扱うサロンと病院2,700件以上を地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

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