AGA(男性型脱毛症)とは、Androgenetic Alopeciaの略称で男性に良く見られる薄毛やハゲの状態を指し、「エージーエー」と読みます。
最近使われ出した言葉なので、薄毛や抜け毛の治療薬や治療法と勘違いされてしまう方も多いのですが、実際には、昔からある男性の脱毛症(ハゲ)を指す言葉です。
AGA(男性型脱毛症)は、その名の通り男性に多い脱毛の方で、脱毛のパターンがざっくりと4種類に分類されています。
1.頭頂部
つむじのあたりが薄くなる
2.M型(M字ハゲ)
額の両端から薄くなる
3.前頭部
M型とは違い額全体が薄くなる
4.複合型
上記3種類の複合型
女性でもAGA(男性型脱毛症)になる人がいますが、AGA(男性型脱毛症)は男性ホルモンやストレス、遺伝の影響により発症するためあまり多くありません。
また、薄毛やハゲ(脱毛症)と言うと、比較的に高齢の方をイメージされると思いますが、20代の方でもAGA(男性型脱毛症)になる可能性もあります。
近年では、およそ1000万人がAGA(男性型脱毛症)だと言われています。40代男性の約3割に見られる一般的な症状で、日本国内の人口を考えると非常に多いと言えるでしょう。
AGA(男性型脱毛症)の治療方法
AGA(男性型脱毛症)の原因は、男性ホルモンや遺伝、ストレス、喫煙などが重なって生じると言われています。
近年では非常に研究が進んでいて、治療法についても飛躍的に進歩しています。ここでは代表的なものを紹介して行きます。
フィナステリド(内服薬)
米メルク社が開発した抗アンドロゲン薬で「プロペシア」や「フィンペシア」といった商品名で販売されています。発毛率は65%前後とも言われていて、1年程度で見た目に分かる程度の発毛が期待できるそうです。しかし、副作用もあるので医師に処方してもらうことをおすすめします。
ミノキシジル(外用薬)
ミノキシジルは、大正製薬のリアップやロゲインと言った名前で育毛剤が発売されています。毛成長のメカニズムについては、毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化と説明されていますが、詳細は未だ分かっていません。フィナステリドとの併用でさらに効果が高まると言われていますが、ミノキシジルにも副作用があるので注意が必要です。
HARG療法
最近、人気が高い治療法として注目を集めているのがHARG療法です。医療機関でなければ受けることは出来ませんが、発毛率が90%を超え、6カ月程度で見た目に分かる程度の発毛を期待できる治療法です。男性だけでなく女性でも発毛を期待できる方法として注目を集めています。
植毛
人工植毛と自毛植毛があります。頭皮に髪の毛を植え付けていく方法です。人工植毛の場合には拒絶反応が出る場合もあるようですが、自毛植毛の場合には、拒絶反応が起こることもかなり少ないようです。また、患部が炎症を起こしてしまう場合もあるようで、確実に植毛した髪が定着するわけでは無いようです。
このほかにも昔からある「かつら」などもかなり進化していておすすめです。
最近では、育毛サロンで行われているヘアチェックをはじめ、多くの専門病院などでヘアチェックを行えます。自分に一番あった治療法を探すためにも一度相談することをおすすめします。
無料ヘアチェックなども増えてきていますので、とりあえず利用してみるといいでしょう。
なお、当サイトでは、薄毛対策を扱うサロンと病院2,700件以上を地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。