最近、薄毛やハゲが気になってしょうがないという人がネットを検索してすぐに見つかるのがプロペシアと呼ばれる内服薬です。

しかし、専門的な解説も多く、何が何だか良く分からないと言う人のために、このページではプロペシアの効果と副作用を中心に分かりやすく説明して行きたいと思います。

プロペシアとは?

そもそも、プロペシアとはアメリカのメルク社が開発したAGA(男性型脱毛症)治療薬で、世界60か国以上で承認されている薬です。

日本では、MSD株式会社(旧:万有製薬)が2001年よりプロペシアの臨床試験を開始し、厚生労働省への承認申請を経て2005年12月に発売が開始されています。

このプロペシアは、フィナステリドと呼ばれる有効成分が含まれていて、これはノコギリヤシという植物を研究し出来た化学合成された成分です。

プロペシアの効果・効能

AGA(男性型脱毛症)の原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)が原因で引き起こされると言われています。

DHT(ジヒドロテストステロン)は、酵素(5αリダクターゼ)が男性ホルモンにはたきかけることによって生まれます。

プロペシアの効果は、有効成分のフィナステリドがAGA(男性型脱毛症)の原因である男性ホルモンを変換させる酵素に働きかけることによりDHT(ジヒドロテストステロン)を減らすことで効果を発揮します。

国内の臨床試験では、改善効果が1年間投与で58%、2年間で68%、3年間で78%となっています。

またAGA(男性型脱毛症)の進行を食い止める現状維持効果は1年間投与で40%、2年間で31%、3年間で20%です。

つまり、98%以上の方に改善効果または現状維持効果があると言うことです。

プロペシアの副作用

プロペシアを服用する際に気を付けたいのはやはり副作用です。

アメリカで行われた臨床試験では、性欲減退が1.8%、勃起機能の低下が1.3%の副作用が確認されていますが、偽薬の投与でも性欲減退が1.3%、勃起機能の低下が0.7%だったためどこまでがフィナステリドによる副作用なのかは微妙なところです。

しかし、プロペシアよりもフィナステリドが多く含有されているプロスカーでは、6%~19%の人に勃起機能障害や女性化乳房(男なのにおっぱいが大きくなる症状)が起こっていますので注意が必要です。

ちなみに、フィナステリドの含有量はそれぞれプロペシアは1mg、プロスカーは5mgとなっています。

また、2007年にはMSD株式会社(旧:万有製薬)が「プロペシア錠を飲むことによって、頻度不明ながら、肝機能障害が起こり得る」と副作用を追加しています。

プロペシアの購入方法

プロペシアは医師の処方箋が必要ですので、通販などで購入することはできません。あくまでも、病院などで処方してもらうしかありません。

ただし、プロペシアの有効成分であるフィナステリドが入っているフィンペシアというジェネリック医薬品は個人輸入などをしているサイトなどから購入することが可能です。

しかし、そもそも通常であれば医師の処方が必要な薬を安易に服用しても大丈夫なのかという疑問もありますし、個人輸入の業者はアヤシイところも結構ありますので、あくまでも自己責任で行う必要があります。

少なくとも、病院でプロペシアを処方してもらった経験も無しに検討する方法ではありません。

 

なお、当サイトでは、薄毛対策を扱うサロンと病院2,700件以上を地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

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