今回は、薄毛・AGAの治療費が医療費控除になる場合について解説します。

薄毛・AGAの治療は保険適用外のため自己負担が高額ですが、条件を満たしていれば医療控除を受けることは可能です。

医療控除を受ければ税金が安くなり、治療費の負担が軽くなりますので、この記事を参考にしてみてください。

薄毛・AGA治療は保険適用外

保険適用外になる診療には、

  • ①日常生活に支障がない治療
  • ②美容目的・疲労回復のための治療
  • ③先進医療

などがあげられます。

加齢による薄毛は、一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因だと考えられており、病気ではなく体質や年齢の問題だと考えられています。

そのため薄毛やAGAの治は美容整形と同じ分類に分けられ、治療目的ではないと判断される傾向にあります。

その結果、、保険診療の適用外とされており、高額な治療費となっているのが現状です。

ただ、「保険診療の適用外=医療費控除も適用外」ではありません。保険診療の対象外であっても、医療控除は受けられるという場合もあります。

医療費控除とは?

そもそも、医療費控除とはどういうものかを簡単に説明します。

1月1日~12月31日の1年間に生計を同じにする家族が支払った医療費を合計し、一定の金額を超えた場合に、所得控除(減税)を受け取ることが出来る制度です。

参考までに、医療費控除となる代表的なものを一覧で紹介します。

  • 医師・歯科医師による診療・治療費
  • 治療に必要な薬
  • 病院への交通費
  • あん摩マッサージ指圧師、鍼師、灸師、柔道整復師による施術費用

医療費控除になる場合

医療費控除の対象となるには、「美容目的」ではなく「治療目的」と判断されなければいけません。

そして、「治療」とは、病気や怪我を治すことです。病気や症状を治癒あるいは軽快させるための医療行為をいいます。

例えば、

  • 他の病気の影響で抜け毛や薄毛になった場合
  • 円形脱毛症と判断されての治療目的
  • 薄毛やAGAによって精神的な疾病を患わった場合

など、上記のように薄毛・AGAのための医療行為が「治療目的」であることを証明する事が出来れば、保険適用外であっても医療費控除の対象となります。

また、病院やAGAクリニックなどで以下の治療を受けた場合は医療費控除の対象になります。

  • プロペシアやミノキシジル等の薬を処方された
  • サプリや発毛剤などを処方された
  • 発毛・育毛の治療に必要な成分を頭皮に注入する治療を受けた

医療費控除にならない場合

自分で下記の商品を購入した場合は、医療費控除になりません。

  • 通販やドラッグストアーで購入した育毛剤や育毛シャンプー
  • 海外等から取り寄せたAGA治療薬
  • 予防を目的としたサプリメント

など、医師の判断のもとに使用しているものではないため医療費控除の対象になりません。

医療費控除に必要な書類

①領収書
治療に関わったすべての領収書(診療費・治療費・通院のための交通費など)

②診断書
薄毛やAGAという病気で治療しましたという医師の診断書

③処方箋

医療費控除の計算方法

医療費控除の計算方法は下記の通りです。

「還付される金額=(1年間にかかった医療費-10万円)×ご自分の所得税率」

例えば、1年間の医療費が20万円かかった場合で、ご自分の所得税率が10%なら下記のような計算になります。

 (20万円-10万円)×10%=10,000円

「確定申告すれば10,000円の所得税が還ってくる」という計算になります。

また、所得税とは別に住民税も還付されます。計算式は住民税も所得税と同じで下記のようになります。

還付される金額=(1年間にかかった医療費-10万円)×ご自分の住民税率

なお、医療費控除の上限は200万円までとなっています。

まとめ

下記のように、一定の条件を満たせばAGA治療費は医療費控除の対象になり、高額な薄毛・AGA治療費の負担を軽減することが出来ます。

  • ①治療が「治療目的」であることを証明すれば医療費控除の対象
  • ②プロペシアなどのAGA治療薬を病院で医師から処方してもらった
  • ③AGA治療に関わったすべての領収書を保管している

なお、医療控除の制度は変更になる可能性もありますので、最新の状況は税務署や税理士等に確認することをおすすめします。

また、当サイトでは、薄毛対策を扱うサロンと病院2,700件以上を地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

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